オープンソースCCTVのShinobiの運用を断念した理由

2021/3/22

今回自宅の監視カメラネットワークを構築するためオープンソース CCTVのShinobiを導入しました。

結論から言うと、自分の環境ではブラウザからの視聴で10秒以上の遅延が発生し見るに絶えなかったので運用を断念しました。

サーバー用の一体型PCのスペックです。

メーカー	品名	CPU	メモリ	OS
FUJITSU	ESPRIMO FH77/DD	i7-2630QM	8GB	ubuntu-ja-20.04.1-desktop-amd64

カメラ2台のスペックです。

メーカー	品名	メモ	Link
LEFTEK	YCD-PS204	中華PTZのドームカメラ	http://www.amazon.co.jp/dp/B087BNHG34
YESKAMO		中華カメラKAMOられた	http://www.amazon.co.jp/dp/B08777LZY6

インストールについては省略します。

カメラの接続設定はここを参考にしました。

モーション検知の設定はここを

詰まった点といえば、カメラのIPアドレスを取得できなかった点です。原因は、ルーターのデフォルトゲートウェイの第3オクセットとカメラの取説に書いてあるIPアドレスの第3オクセットを合わせていなかったからのようです。

ネットワーク難しい。

次にShinobiを使ってみて気になった点です。

特にビデオストリームの遅延が許容できません。 f:id:skbull:20210320182820g:plain

左カメラの遅延が15秒、右カメラの遅延が13秒あります。 Reconnect Streamボタンがあるのですが、押しても遅延は解消されませんでした。

CPUとメモリの性能による影響を疑ったのですが、Ubuntuのモニターから見ても余力ありました。

f:id:skbull:20210320201048p:plain

調べてみるとredditにこういう投稿がありました。

jsやらブラウザやらを通っているため遅延が発生しているらしく、調べた限りでは解決策が無さそうです。

最後にShinobiは高頻度でアップデートしていて数年経てば改善されるかもしれません。

カメラやPCの性能が主な原因だと思うのですが、せっかくなので別のソフトも試します。次はkerberos.ioをインストールしたいと思います。

もし質問、アドバイスなどあればお願いします。

牛さんトコトコ